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ブログ炎上、「名誉毀損」と「表現の自由」

ボキャブラの毒舌キャラや韓流スターのモノマネなどで人気のお笑い芸人・スマイリーキクチさんのブログに、本人が殺人事件の犯人であるかのような中傷を書き込んだとして、警視庁中野署は男女18人を書類送検する方針を固めた。

名誉毀損容疑での一斉検挙は珍しいが、今回の警察の対応に「行き過ぎではないか」「公権力による言論弾圧」といった声も一部挙がっている。果たして、今回の一斉検挙は言論の自由を脅かすものなのか。
各報道によると書類送検されるのは、大阪府高槻市の国立大職員(45歳・男)や千葉県松戸市の会社員(35歳・男)、北海道札幌市の高校生(17歳・女)ら全国の男女18名にのぼる。いずれも、スマイリーキクチさんのブログに「人殺しが何で芸人やるんだ」「死ね、犯人のくせに」などと書き込んだ疑い。

この件についてスマイリーキクチさんは昨晩コメントを発表した。その中でスマイリーキクチさんは、長年続いた誹謗中傷が殺害予告とも受け取れる内容までにエスカレートしたことで、自身の仕事への影響は無論のこと、家族や友人にまで影響が及ぶことを懸念して今回の被害届提出に至ったと説明している。

また、一部報道にあった「所属事務所が足立区出身の元不良として売り出した」という内容は事実無根であると否定した。
被害の深刻さを考えると、今回の一斉検挙は何ら違和感を覚えるものではなく、また、頻発するブログ炎上への「見せしめ」という意味でも大変効果があると言える。だが、一部には今回一斉検挙に踏み切ったことについて「言論弾圧だ」とする意見があるようだ。

しかし、一斉検挙された18名の書き込みはいずれも明確な論拠に基づかない内容であり、かつ相手を誹謗中傷するもので、名誉毀損罪が成立する内容だ。こうした書き込みに「言論の自由」が適応されるとすれば、その方が問題ではないか。

表現の自由は憲法で保障されているが、こうした匿名による誹謗中傷や、憶測に過ぎない内容は到底「表現」と言えず、保障すべき内容ではない。今後、「表現か否か」という部分に関してどのように線引きを行っていくかが課題となるだろうが、今回の中野署の一斉検挙はこうした議論に一石を投じるものとなるだろう。

ところで、今回の事件は新聞各紙が第一報を報じた際には「被害者は37歳の男性タレント」とされ、実名および芸名は公表されていなかった。しかし、一部ニュースサイトや掲示板などで「この事件はスマイリーキクチのこと」と伝えられたことから、多くのネットユーザーにとって被害者の匿名報道は形骸化していた。

その後、スマイリーキクチさん本人が自らコメントを発表するに至り、新聞各紙およびテレビでも芸名を明らかにした報道に切り替わった。
さらに、6日午前の時点で「スマイリーキクチ」と検索すると、グーグルでは本人のブログや公式サイトを差し置いて「スマイリーキクチの悪行」「女子高生コンクリート殺人事件」といったタイトルのサイトが上位にヒットする。ヤフーでも同時点でトップ10圏内にそうしたホームページがヒットしている。

こうしたネット上のマスコミを上回る情報量と速報性については、その功罪を再考する必要がありそうだ。

(Techinsight 配信より抜粋)