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誹謗中傷対策ビジネスの今を追う

個人や企業に対する誹謗中傷があとを絶たないネットの世界。いったん書き込まれると、それが事実でなくても一人歩きしてしまい、大きな風評被害を招きかねない。そんな状況を受けて注目されているのが、掲示板への誹謗中傷を削除する、目立たなくするサービスだ。そのひとつ、「ネット誹謗中傷・風評被害対策ガードマン」を運営しているマイスタンダードの辻さんに、具体的なサービス内容について聞いた。

「ネット上での誹謗中傷を未然に防止するためのサービスには、主に『ネット風評監視サービス』といったものがあります。社名や商品名など、指定キーワードにおける検索結果画面を定期的に監視する『検索結果監視』のほか、掲示板やブログ、口コミサイトなどの中傷書き込みを監視する『サイト内監視』などがあり、その監視先は多岐にわたります。近年では動画投稿サイトを利用して企業を中傷する悪質ユーザーも増えているため、ユーザー投稿型のサービスすべてにおいて監視の必要性があるといえます」

これらは、システム及び有人による365日24時間態勢での監視が多いとのこと。システムの場合、あらかじめ登録しておいた社名などのキーワードにたとえば「ブラック」などのネガティブキーワードが関連付けられた記事を自動抽出。早期発見に貢献しているという。それでも被害が起きてしまったときは、どのような対応策があるのだろう?

「すでにネット上に誤情報や中傷記事が拡大してしまった場合は、掲示板やブログなどの各サービスへの削除申請手続きを代理で行う『削除申請代行サービス』が有効です。また、問題のないページの検索順位が上がるようにSEO(検索エンジン最適化)を行って、そのキーワードに関する新たなサイトを複数立ち上げ、問題ページより上位に表示させて強制的に問題ページを排除する『逆SEO対策サービス』もあります」
これらのサービスは、被害状況や対応規模にもよるが、5万~数十万円程度が利用料の相場だ。また最近は、企業だけでなく個人からの被害相談が増加傾向にあるなど、利用者のニーズも高まってきているという。

「一度ネット上に公開されてしまった誹謗中傷はものすごい速さで拡散し、悩んでいる間に風評は広がっていきます。しかし、あきらめずに状況に応じた対策を施せば、被害を最小限に食い止めることは可能です」
より身近なものになってきているネット被害。細やかなリスク回避手段を身につけることもネット社会のサバイバル術となりつつあるようだ。

(池田香織/verb)(R25編集部)
(2012年10月6日 22時00分 R25編集部 配信より抜粋)