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選挙、売名、中傷…「ネットで情報発信」の恐ろしさ

大阪市営地下鉄の運転士が回送乗務中の喫煙で停職1年の懲戒処分を受けたことをめぐり、共産党堺市議団の石谷泰子議員(44)がインターネット交流サイト「フェイスブック」の自身のページに運転士が自殺したとの誤情報を書き込み、批判を集めた。
石谷議員は「知人からもらった情報を安易に掲載した」と釈明するが、大阪市関係者は「何で確認をせずに書き込んだのか」と首をかしげる。

さまざまな情報と接する新聞記者にとって、人ごとではない。扱う情報には真偽不明なものも多く、「裏取り」が欠かせない。石谷議員の書き込み内容は電話2本の取材で誤りと判明したが、いつもこんなに簡単にいくとはかぎらない。

■リアルな描写、一瞬の動揺…やっぱり嘘

数年前のある情報提供を思い出す。東京・新宿駅西口で昭和55(1980)年8月、男が路線バスにガソリンをまいて放火し、乗客6人が死亡、14人が負傷した事件で「重傷を負った」という男性から、仲介者を通じて「話を聞いてほしい」と打診があった。
男性はシャツをめくってやけどの痕を見せ、写真撮影にも応じた。当時は東京・秋葉原の無差別殺傷事件など、自暴自棄になった人間が起こす凶悪事件が相次いでいた。男性はバスの乗客を助け出したと証言し「若い人に命の大切さを知ってもらえたら」と話した。

自ら負傷しながらの救出劇を忠実に紙面で描写したいと思い、男性に乗客の座席の位置、犯人がバスに放火した状況、火勢などを質問したが、男性は言葉を濁した。その態度に「危ないな」と感じた。
古い事件で記事のデータベースがなく、先輩が作った記事の切り抜きや、警視庁が重大事件などについて記載した刊行物を探し出して確認。いずれの負傷者名簿にも男性の名前はなかった。仲介者は「確認してみます」と言ったきり連絡をよこさず、上司と相談して記事化を見送った。

売名、中傷、権力争い…。さまざまな思惑を乗せて情報が駆け巡っている。その中の誤情報に踊らされて報道したら、誰かの名誉を著しく傷つける恐れもある。石谷議員の騒動を他山の石として、自らを戒めていきたい。
(msn産経ニュースより抜粋)